【神奈川県の高校入試】中学生が塾に通い始めるタイミングはいつからがベストなの?

中学生が塾に通うタイミングは人によってさまざまです。高校受験や中学校での生活のことを考えると、どの時期に塾へ通い始めるのが自分に合っているのか、悩んでしまう人もいるでしょう。

シラタキ
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入塾のタイミングは、塾に通う目的・理由によって異なります! 子どもたちはどんな目的をもって塾へ通うのでしょうか?

塾に通う目的と理由
  • 定期テストの点数と内申点を上げたい
  • 高校受験に向けての準備をしたい
  • 部活と勉強を両立させたい

子どもたちの塾へ通う目的はさまざまです。なかには「仲の良い友だちと一緒に勉強したいから」という人もいるかもしれません。

塾に通い始める時期をイメージするために、まずは「なぜ塾へ入るのか?」をはっきりとさせておきましょう。

塾へ通い始めるタイミング

ここからは、塾へ通うタイミングを具体的に考えます。皆さんがパっとイメージできるように、いつから塾に入るか迷っている「かな子さん(神奈川県の中学2年生・女子)」に登場してもらいましょう。

かな子さん(中2女子)を例に塾に通うタイミングを考える

中2女子のかな子さんは吹奏楽部でトランペットの副パートリーダーです。部活の練習はハードですが、勉強もしっかりと頑張っていて、2学期の内申点はオール4の成績でした。

神奈川県の公立高校入試は、「2年生3学期の内申点が大切」だと学校の先生や周りの友だちから聞いていて、冬休み明けくらいから「そろそろ塾に通おうかな?」と考えています。

かな子さんはいつから塾に通うのがよいのか?

かな子さんはいつから塾に通い始めるのがよいのでしょうか? まず、かな子さんの情報を整理します。

かな子さんのプロフィール
  • 部活は吹奏楽部
  • 成績はオール4
  • 部活と勉強を両立しようと頑張っている
  • 2学期の内申点が気になっている
  • 塾に入るか迷い始めたのは2年生の1月末

かな子さんの塾へ通う目的を一緒に考えてみましょう! 本人が気になっているのは「2年生3学期の内申点」だけなのでしょうか?

かな子さんが「2年生3学期の内申点」を気にしているのは、公立高校の入試を考えてのことです。つまり、「高校受験に向けて今からしっかりと準備をしたい」がかな子さんの「目的」となります。

これで目的がはっきりとしました。吹奏楽部は他の部活に較べて引退の時期が遅い(コンクールの本選に出場すると10月まで部活を行うこともあります)ことを考えると、2学期の内申点をとるだけではなく、今のうちから高校受験を意識した勉強をすることが大切です。

つまり、かな子さんが塾へ通い始める時期としては、「2年生の1月」の今からが「よい」となります。

公立高校入試を考えるなら2年生の1月までに

神奈川県の「公立高校入試」を考えるのであれば、塾に通い始めるタイミングは2年生の1月までがひとつの目安です。その理由は大きく2つあります。

  1. 2年生3学期の内申点が入試の評点として使われる
  2. 2年生の学年末試験が終わるとすぐに受験対策

神奈川県の公立高校入試は、2年生3学期の内申点が入試の評点として使われるため、学年末テストでいかに高得点をとるかがとても大切です。内申の1点は入試の4〜5点に相当(高校によって異なります)するので、2年生3学期の内申点が高ければ入試に向けて大きなアドバンテージとなります。

塾では2年生の学年末試験が終わるとすぐに、受験対策として1・2年生の総復習と3年生の先取り授業が始まります。とくに理科と社会は受験勉強で時間が足りなくなる科目なので、この時期にしっかりと復習をしておくのがオススメです。

より細かな入塾のタイミングを知るには「目的」を深堀りする

中高一貫校に通っている生徒を除くと、ほぼすべての中学生は高校受験をすることになります。そのため、塾に入る目的はそのほとんどが「高校受験」のためです。

先ほど、「神奈川県の公立高校受験を考えるなら、塾に通い始めるのは2年生の1月」と書きましたが、コレはほぼすべての中学生に当てはまってしまいます。

それでは、入塾のタイミングをもっと細かく知るには、どうすればよいのでしょうか?

入塾の目的を深堀しよう!

より細かな入塾のタイミングを知るには、目的を深堀りすることが必要です。今からその方法をわかりやすく解説します。例として、かな子さんに再登場してもらいましょう。

かな子さんの入塾の目的

2年生3学期の内申点を上げたい

高校入試のために、2年生3学期の内申点をとれるだけとりたい!

高校受験の対策をしたい

希望する高校に合格したい!

志望校はトップ校? 上位校? 中堅校?

志望校がどのくらいの偏差値(学力)なのかを知る

志望校の偏差値に対する自分の学力は?

志望校の偏差値と自分の学力を較べる

受験勉強の質と量がわかる

部活動と受験勉強の両立

吹奏楽部は引退時期が遅いため、受験勉強を計画的に行わないと……

かな子さんの目的を深掘りすると、高校受験に向けてのポイントが3つあることがわかります。

  1. 志望校は?(=志望校の偏差値は?)
  2. 志望校に対する自分の学力は?
  3. 部活動と受験勉強の両立

これらのポイントはかな子さんだけではなく、皆さんひとりひとりがしっかりと考えなければならないものです。志望校がわかれば、内申点と入試の得点がどれくらい必要なのかがわかります。また、入試における必要得点を算出すれば、どれくらいの質と量の勉強をしなければならないのかもはっきりとわかるのです。

志望校に合格するための勉強量(+質)を知ることで、塾に通い始めるベストなタイミングもわかりますね!

入塾するベストのタイミングは、子どもたちの内申点、学力、志望校、部活などによってまちまちです。いつから塾に通うかで迷ったのなら、まずは目的をしっかりと見つめ直すのがよいでしょう。

入塾の目安となる5つの時期

入塾の目安となる時期は2年生1月の他に4つ(3学期制の場合)あります。

  1. 中学校入学時
  2. 1年生2学期
  3. 2年生1学期
  4. 3年生夏休み

それぞれの目安をひとつずつ詳しく見ておきましょう。

1. 中学入学時

中学校は定期テストや部活動など、勉強や生活の面で小学校と大きく変わります。とくに定期テストに向けて、勉強の習慣をしっかりと身につけるために、塾へ通い始める中学1年生も多くいます。

この時期の入塾は、勉強の習慣がまだ身についていない、新しい教科となる数学に不安があるなどのお子さんにオススメです。

2. 1年生2学期

1学期の定期テストを経験し、学校の生活にもようやく慣れてくるのがこの時期。2学期は英語の3人称単数現在形や現在進行形、数学の方程式などつまずきやすい単元が始まります。そのため、勉強がわからなくなる子どもが多く出る時期です。

2学期中間テストの点数は1学期期末にくらべてガクンと下がることが多く、保護者の方からすれば「学校の勉強について行けなくなるのでは?」と不安になることもあるでしょう。学習習慣や定期テストの勉強方法などを見直したいご家庭にとって、この時期に塾に通うのは有効な手段のひとつです。

3. 2年生1学期

2年生1学期はそれまでの1年間をふり返り、新しい学年としてスタートを切る時期。ここまでに学習習慣や定期テストに向けての勉強法が身についているお子さんも多いでしょう。2年生は英語と数学ともに高校受験に頻出の単元を学ぶ学年です。そのため、高校入試を意識する学年とも言えます。

2年生3学期の内申点をガッツリとるために、また、高校入試に頻出の単元をしっかりと押さえておくためにも、2学年のスタートから塾に通い始めるのもおススメです。

4. 3年生夏休み

神奈川県は3年生2学期の内申点が受験の合否に直結します。ですから、2学期は技能4科目を含めた定期テスト対策を十分にしなければなりません。ガッツリと「受験の勉強」ができる夏休みは、しっかりと今後のスケジュールを立てて勉強をする必要があります。

受験生にとっての夏休みは、今後の受験の計画を練る時期です。これまでの内申点、模擬試験の点数、志望校の偏差値から、合格に必要な勉強の質と量を夏休み中に決めなければなりません。

受験のスケジュールや志望校を塾の先生に相談できるのは大きなメリットだけに、この時期に入塾するのもオススメです。

MEMO
高校受験のことを考えると、塾に入る目安のラインは「夏休みまで」となります。この時期を過ぎてからの入塾は恩恵が少なくなるのが現状です。

入塾のタイミングは無料で相談できる

神奈川県内にあるほとんどの塾では、入塾についての相談を無料で行っています。無料相談までにどのようなステップを踏むのか、ひとつの例を上げておきましょう。

電話やメールで塾に連絡

気になる塾があれば、「入塾の相談をしたい」と電話かメールで連絡を入れます

お子さまの学力診断

多くの塾では、お子さまの「学力診断」を無料で実施しています

学力診断に料金がかかるかどうかは、かならず塾に確認して下さい

学力診断をもとに入塾の相談

塾では学力診断をもとに、保護者の方との面談を実施します

この際に、志望校や今後の勉強方法などを相談することが可能です

無料体験の実施

キャンペーン期間中など、塾によっては授業の無料体験を実施している場合があります

もしその塾が気になるのであれば、無料体験をするのもよいでしょう

注意
無料体験はお子さまひとりにつき1度とする塾が多いので、ご注意下さい
入塾するかどうかを判断

無料体験の後に入塾するかどうかを決めます

不安や不満な点などがあれば、入塾を断るのがベストです

受験の相談は志望校がはっきりしているのがベスト

入塾の面談時には、受験の相談をすることもできます。受験の相談をする際には、志望校と内申点の2つを塾の先生へ伝えるとよいでしょう。

塾の先生は学力診断の結果を見て、志望校へ合格するためにどれくらいの勉強が必要かなど、受験に向けての簡単な説明をします。このような機会を利用して、入試の情報などを集めましょう。

まとめ

いつから塾に通い始めるのがベストかは、人それぞれに異なることを説明してきました。大切なのはどのような目的で塾に入るのかをはっきりさせておくことです。目的が明確であればあるほど、塾の先生と相談しながら、細かく入塾のタイミングを決めることできます。

入塾の面談などにおいて、志望校などをもとにしっかりと受験についての話をすることができるかは、塾を選ぶうえでの大きなポイントとなります。また、入塾のタイミングを細かく相談できる塾は、より安心してお子さまを預けることができるでしょう。

塾に通うかどうかを悩まれたのなら、まずご家庭のなかで「入塾の目的」を子どもと話し合いをするのがベストです。

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