【暗記法】テストの点数がアップする!「覚える」方法をわかりやすく解説

定期テストや入試の問題を正解するには、授業で習ったことや教科書で読んだこと(情報=知識)を使って考え、答えを導き出さなければなりません。どのような教科であっても、新しく習った「情報=知識」を覚えていなければ、テストの問題を解くことはできないのです。

シラタキ
シラタキ

新しく習った情報をただ「暗記」するのではなく、理解をしながら覚えることが大切です!

定期テストが近づくと、「英単語とか漢字とか数学の公式とか歴史の年号とか理科の用語とか、テストに出るものがたくさんあって覚えられない」、「授業で習ったことを覚えても、テストの問題が解けない」、「覚えたものをすぐに忘れてしまう」など、覚えること(暗記)についてたくさんの不安があることでしょう。

今回の記事では、「覚える(=暗記する)」ことにおける2つのポイントをわかりやすく解説します。

  1. 新しい情報をスムーズに覚え、記憶に定着させる方法
  2. どのように覚えれば、テストの問題を解けるのか

覚える(忘れない)ための方法

新しく習った情報(=知識)を覚え、記憶として定着させるには、3つのステップを実践するだけでOKです。

覚える(忘れない)ための3つのステップ
  1. 覚えるものを選ぶ
  2. 覚えやすくカスタマイズする
  3. 繰り返し練習をする

それではひとつずつ詳しく見ていきましょう!

1. 覚えるものを選ぶ

定期テストの対策として教科書の内容を覚えることは、点数アップにつながる勉強法のひとつです。とくに英語のテストで高得点をとるには、教科書の本文とその日本語訳を覚えることが欠かせないでしょう。

ただ、教科書に書かれている文章をやみくもに覚えようとしても時間がかかるだけです。それでは、どのように「覚えるもの」を選べばよいのでしょうか?

覚えるものは問題を見てから選ぶ

そもそも、新しい情報を覚えるのは、定期テストや入試の問題をしっかりと解けるようにするためです。新しく習ったものをどれだけ覚えたとしても、テストで点がとれなければ意味がありません。ここに、覚えるものをどのように「選ぶ」のかのヒントがあります。

覚えるものはどのように選べばよいのでしょうか?

テストの問題を解くのに必要な知識を確認して、それに合わせた形で覚えるようにしましょう!

それでは、覚えるものをどのように選ぶのか、その具体的な方法をチェックしましょう。

問題と解答を見てから覚えるものを選ぶ!

まずは学校のワークか教科書準拠の問題集を用意してください。覚えるものを選ぶ手順は以下の通りです。

学校のワークに載っている問題をチェック

定期テストの問題は、授業の内容と学校のワークをベースにつくられます。そのため、学校のワークをしっかりとチェックすることが大切です。このとき、ワークに「まとめの問題」や「テスト対策問題」があれば、それを参考にしましょう。

ワークの解答と解説を読む

ワークの問題に目を通したら、その次は解答と解説を読みます。コツは共通した(あるいは似たような)語句や解法パターンを見つけ出すことです。

共通した語句や解法パターンを見つける具体例

英語であれば、解説に「be+一般動詞〜ing」などとあれば、解答は「進行形」の形になっているでしょう。また、英語の教科書の重要な表現(単語や熟語など)は、問題として繰り返し出題されているはずです。このように、覚えるものを選ぶようにしてください。

覚えるものをピックアップ

ワークの解答と解説から覚えるものをピックアップし、語句や解法パターンなどを整理します。

覚えるものを教科書やノートで確認

覚えるものの語句や解法パターンを、教科書や学校の授業でとったノートなどから探します。このときに大切なのは、覚えるものの周りにある情報をチェックをしておくことです。

ワークの出題形式もチェック

覚えるものを選んだら、ワークの出題形式も確認しておきましょう。問題は記号の選択なのか、それとも記述式なのかなどの出題形式を確認することで、どこまで覚えなければならないかがわかります。

例えば、英語で単語の「読み」と「書き」が出題されるなら、そのスペル(つづり)をしっかりと覚えなければいけません。英作文や長文読解などで、どのような文法や単語を問われるのかがわかれば、テストの問題を解くのに必要な情報を効率的に覚えることができるのです。

覚えるものはマーカーなどでチェック!

覚えるものは、教科書やノートに蛍光マーカー(ペン)を引いておきましょう。これは覚えているのかをチェックするために使います。教科書やノートを読みながら、マーカーで引いた単語を自分の言葉で説明をしてください。もし説明を思い出せないのであれば、もう1回覚え直しをします。

2. 覚えやすくカスタマイズする

覚えるものを選んだら、今度はそれらを覚えやすくカスタマイズしましょう。苦手な科目や抽象的な語句は覚えにくいので、自分の言葉でわかりやすく「言い換え」るのがコツです。

英単語とかはどうカスタマイズするの?

「自分の言葉でわかりやすく言い換えるって、英単語だとどうすればよいの?」と不安に思われるはずです。英単語については、以下のようなステップで「覚える方法をカスタマイズ」します。

英単語を覚える方法

日本語訳を見ながら、英単語を発音する

5〜10個の英単語をひとつのまとまりとして覚えます。まずは日本語訳と英単語が並べて書かれたものを用意してください。準備ができたら、日本語訳を見ながら、英単語を発音します。5回ほど発音を繰り返したら、次のステップへ向かいましょう。

英単語を見ながら発音する

英単語を見ながら、5回ほど発音します。このとき、どのアルファベットのつながりがどの音になるかを意識しましょう。

発音しながら、英単語を紙に書きとり

次は発音しながら紙に書きとりします。これは3回ほどでOKです。

書き取りができるかテストをする

最後は見ないで書きとりができるかテストをします。覚えるまで何度もテストをしてください。覚えるのが難しいなら、単語の数を「5から3へ」と少なくしましょう。

英単語を覚えるには、「できる」ステップにわけること、小さなテストを繰り返して「思い出すトレーニング」をすることが大切です。

カスタマイズの方法

覚えるためのカスタマイズ方法をいくつかご紹介します。

  1. 自分の言葉で言い換える
  2. 共通点を見つける
  3. 仲間はずれを見つける
  4. 比較して覚える
  5. 理由から覚える

自分の言葉で言い換える

わかりにくい語句は自分の言葉で言い換えてみましょう。例えば、中3の英語で習う「現在完了」は小難しく説明すると、以下の通りです。

現在完了は、過去のある時点から今(現在)までの間に、動作や状態がどのようになったのかを説明する用法。
過去のできごとが現在と結びつくため、「ずっと〜している(継続用法)」、「〜したことがある(経験用法)」、「〜したところだ(完了・結果)」の3つの用法に分けられる。
現在完了は「have+過去分詞形」で表す。

これをできるかぎり自分の言葉で言い換えましょう。現在完了で重要なのは次の3つです。

  • 過去からスタートするけど、「現在」が重要!
  • 現在完了には3つの用法がある
  • 英語では「have+過去分詞形」で表す

カスタマイズしたら、それを誰かに説明してみましょう。もし、新しく習ったものを理解していれば、わかりやすい言葉で誰かに説明できるはずです。

共通点と仲間はずれを見つける

いくつかのものをまとめて覚えるときは、共通点と仲間外れ(例外)を見つけるのがベストです。例えば、英語の一般動詞の「〜ing」について考えてみましょう。

一般動詞に「〜ing」をつけるときは4つのルールがあります。

  1. 単語にそのままingをつける
  2. eで終わる単語はeをとってingをつける
  3. 「短母音+子音字」で終わる単語は子音を重ねてからingをつける
  4. 最後がieで終わる単語はieをyに変えてからingをつける

2〜4はそれぞれに共通点があるので、覚えやすいでしょう。また、3と4は当てはまる動詞がそれほど多くなく、仲間外れとも言えます。また、仲間外れはその他と異なる特徴があるため、先生がテストに出題をしたくなるものです。そう考えると、「例外」については覚えるモチベーションも上がるでしょう。

比較して覚える

私たちはひとつのモノやコトをそれだけで覚えるのは大変です。それに対して、何かと何かを結びつけると覚えやすくなります。例えとして、英語の「現在完了」と「受動態(受け身)」で説明しましょう。

現在完了:have+過去分詞
受動態 :be動詞+過去分詞

現在完了と受動態はともに「過去分詞」を使って文をつくります。これらは「過去分詞」が共通点としてあるため、現在完了であれば「have」、受動態であれば「be動詞」とを比較して覚えられるでしょう。何かと何かを較べることで、より頭に残りやすくなります。

理由から覚える

「アレは何だっけな〜」と思い出せないとき、「ヒント」があると「あ! アレは◯◯だ!」と記憶が呼び覚まされた経験はありませんか? このヒントとなるもののひとつが、「〜だから」とか「なぜなら〜」の「理由」です。

覚えたいものが「なぜそうなるのか」の理由を一緒にインプットしておけば、それは思い出そうとするときの大きなヒントになります。これも英語を例に説明をしてみましょう。以下の2つの文を見てください。

To listen to music is fun.(不定詞)
Listening to music is fun.(動名詞)
訳:音楽を聴くことは楽しいです。

「to+動詞の原形」で表す不定詞と「動詞のing形」で表す動名詞はともに、「動詞を名詞」に変える働きがあります。上の文で言えば「音楽を聴くこと」が名詞のカタマリになるので、主語に置くことができるのです。

なぜ不定詞と動名詞は主語に置けるのですか?

主語になれるのは「名詞」としての働きがあるものだけだからです。

名詞としての働きがあるものを主語に置けるという理由を覚えていれば、「主語になれるもの→不定詞と動名詞」と思い出せるでしょう。覚えるときには理由もインプットすることをオススメします。

3. 繰り返し練習する

「サザンがク」や「ニシがハチ」などの九九は、私たちの誰もが覚えているものです。なぜ九九はすぐに思い出すことができるのでしょうか? 九九を忘れないのか、繰り返し繰り返し使っているうちに自然と定着したからです。

覚えたいものを見たり聞いたり書いたり話したりする回数が多ければ多いほど、記憶は定着します。つまり、反復することで記憶が強化され、忘れなくなるのです。

繰り返し練習するには?

覚えたいものを繰り返し使うことで、どんどん記憶は定着します。これは繰り返しの回数を増やすことで、忘れにくくなるということです。そうであれば、どうすれば効率よく反復できるのでしょうか?

問題を◯と×にわけて反復する

問題演習をしながら覚えるときは、「できる」ものと「できない」ものにわけてから繰り返しの練習をしましょう。例えば、問1〜5までの正誤が以下のようなものだったとします。

問1:◯
問2:×
問3:◯
問4:◯
問5:×

正解と不正解の問題を同じように反復するのは効率ではありません。もし、誤った問2と5を3回練習したとしたら、正解した問1と3と4は1回の練習でOKです。このように◯と×で強弱をつけることで、できなかったものを効率よく反復することができます。

復習のタイミングを決める

暗記の話になると必ず目にする「エビングハウスの忘却曲線」は、覚えたものをふたたび学習するときに、どれだけすぐに覚え直すことができるのかを数字として表したものです。これによると、初めて記憶した30分後、1日後、1週間後、1ヶ月後にそれぞれ復習することがもっとも効率的だとされます。

復習のタイミングについては、科学的な根拠をもとにして「ルール化」してしまいましょう。覚えたいものは1日後と1週間後に復習してください。また、いつ、何を勉強したのか忘れないためにも、スケジュール帳にメモをとっておくことをオススメします。

学校の授業を誰かに説明する

学校の授業の効果的な復習方法は、先生が説明したのと同じように、他の誰かに話すことです。このとき、以下の2つのポイントに注意をしましょう。

  • 先生はどこを強調して説明したのか
  • 先生はどんな順番で説明したのか

これらのポイントを意識することで、授業の記憶は強化されます。

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テストを解くための覚え方

せっかく授業や教科書の内容を覚えたとしても、テストの点数が上がらないのは困りものです。新しい情報をインプットしたのに、テストの問題が解けないのはなぜなのでしょうか?

情報や知識を覚えたのにテストの問題が解けない原因は、以下の3つが考えられます。

  1. 1つのパターンでしか覚えていない
  2. 正解できるレベルまで覚えていない
  3. 出題形式がわかっていない

1. 1つのパターンでしか覚えていない

「A=B」や「AならB」のように、1つのパターンしか覚えていないと、少しひねったパターンの問題に対応できません

例えば、「承久の乱は、朝廷側の後鳥羽上皇と鎌倉幕府側の北条義時が戦ったもので、北条政子の有名な呼びかけ(演説)に応じたご家人たちの活躍により楽譜側が勝利した」とだけ覚えていると、『吾妻鏡』より引用された「北条政子の演説」が資料として出題され、「ここでの戦いとは何か?」を問われたときに、承久の乱が答えられないこともあるでしょう。

テストの問題を想定しながら「覚える」ことも大切です!

出題パターンの変化に対応する

覚えたものを使ってテストの問題を解くためには、出題パターンの変化に対応する必要があります。この変化への対処法は次の3つです。

  1. さまざまな問題を演習する
  2. いくつかの出題パターンを想定する
  3. 周辺のものを関連づけて覚える

問題演習を繰り返すことで、覚えるものへの理解が深まり、その周辺の情報とも関連付けられるようになります。また、いくつかの出題パターンを知ると、異なったパターンの問題を想定しながら学習することもできるようになるでしょう。

周辺のものを関連付けて覚える

論述などの記述式(「100字以内で答えなさい」などの問題)では、ひとつの情報だけではなく、その周辺のものも含めて覚えていないと答えられない問題が出題されます。

「A=B」という情報であれば、AやBの周辺にあるものを関連付けて覚えておくことで、論述問題も解けるようになるはずです。問題演習に使っているワークなどの解答・解説に知らない語句などが出てきたら、その意味を調べて理解しておきましょう。

2. 正解できるレベルまで覚えていない

「記号選択」や「記述式」など、出題形式の違いによって覚えるレベルが足りてなければ、問題に正解することはできません

先ほどの承久の乱を例に出せば、1〜4の選択肢のなかから「承久の乱と後鳥羽上皇」の組み合わせを選ぶ選択問題と、「承久の乱で鎌倉幕府が朝廷に勝てたのはなぜか?」を答える記述式では、覚えてないと解けないレベルが異なります。

どこまで覚えるのかは定期テストであれば学校のワーク、高校入試であれば過去問の解答・解説をよく読み、問題を分析することが大切です。

3. 出題形式がわかっていない

例えば、英語の長文で問われる出題形式がわかっていれば、それに向けての準備をすることができます。

英語長文の出題形式の例
  • 問題文の正誤を問う
  • 代名詞が指しているものを答える
  • 動詞を文に適した形に直す

「動詞を文に適した形に直す」などは、単語と文法を覚えていないと解くことができないでしょう。このように、テストの対策をするときは出題形式に合った準備をすることが重要です。

定期テストの対策として学校のワークを繰り返し演習することも大切ですが、どのような知識を使えば使えば得点につながるのかを意識をすることで、覚えるものもはっきりとしてきます。点数アップのために、出題形式の分析は欠かせません

さいごに

ここまでは「どうすれば覚えられるのか?」と「どのように覚えればテストで点数がとれるのか?」について解説しました。大切なことは、覚える方法やテストで点数をとる方法を知る(理解する)ことではありません。

定期テストや高校入試で目標とする点数をとるためには、ここで紹介した方法を毎日の学習のなかで実践する必要があります。みなさんの目的は「正しい勉強法」を知ることではなく、テストで目標の点数をとることなのですから。

勉強法を知ったからといって、安心してはいけません!

方法論を知っただけで、勉強をした気持ちになるのもわかります。ただ、「勉強法はテストの点数をアップするための手段であって目的ではない!」ことを強く意識してください。この記事を読み終わってすぐに勉強をスタートさせられる人こそ点数が上がるのです。

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